TOP > 真空管物語
|
|
真空管物語
|
|
真空管物語
このコーナーでは真空管の誕生から最盛期を経て半導体にその座を譲るまでの歴史を、
数回に分けてご紹介していきたいと思います。
|
|
●その②
発見と特許
|
前回説明しましたエジソン効果ですがこの発見そのものは彼にはあまり重要でなかったらしくしばらく放置されたようです。
そのはずでエジソンは自分の電球の研究が主でその研究の途中で発見された現象だからです。
ただ、この現象はいずれだれかが利用するかもしれないと実験装置の特許を取っています。
その米国特許はい今でもエレクトロニクスの特許としては世界初といわれています。
このエジソン効果ですが流れる電流は電極にプラスの電圧を加えたときだけ、
つまり電子はフィラメントから電極に向かってのみ移動し、逆では電子の移動はありません。
これこそが交流から直流を得る整流なのですがエジソンは直流派でしたから気が付かなかたのでしょう。
続きは次回に。
注 記事の内容については正確性に努めておりますが保証するものではありません。
|
|
|
●その①
真空管発明のきっかけ
|
真空管誕生のきっかけはかの発明家トーマスエジソンがその発端となります。
もちろん彼が真空管を発明したわけではありませんがそのきっかけを作ったことになります。
なぜかというと彼は自身の発明した電球の研究に明け暮れておりご存じの方も多いとは思います。
彼は直流派でしたので当然電球も直流で点灯させていました。時間がたつと電球のフィラメントの片側にだけ黒い筋が入る
現象の解明をしていましたが「何か目に見えない電流が流れているのではないか」と思い電球の中にもう一つ電極を入れて
プラスの電圧を加えたところフィラメントからその電極に向かって電流が流れていることが分かりました。
また反対に電極にマイナスの電圧を加えると電流が流れないこともわかりました。この現象をのちに「熱電子放出」または
「エジソン効果」と呼ぶようになりますがこのことが真空管発明の扉を開くことになります。
おそらく彼が交流派で電球を交流で点灯させていれば真空管は発明されなかったかもしれません。
さて、この続きは次回に掲載します。
注 記事の内容については正確性に努めておりますが保証するものではありません。
|
|